私の中では『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』と並ぶ一本 内容豊富ながらも力まないストーリー構成はもちろんのこと、何より感心したのは女性検事役の演技力でした 特に表情の管理は驚嘆に値するもの いわゆる普通の人の生活を描く映画は、なぜか普通の生活よりスマートというか、爽やかに見えるーー役者たちのしっかり管理された体つきのように しかし、この映画、特にこの検事を見ると、彼女の顔、体にも、心にもすこし贅肉が生えているがよく分かります 韓国映画のリアルさともまた違う味です 「贅肉感」と勝手に名付けました(笑) 演技や編集などテクニックのことを考えなくても、観るだけで元気づけられる快作です 今の時代こそ、お薦め